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これは、我が国で初めての子実トウモロコシ生産をテーマとする実演検討会である。急な開催決定にもかかわらず、検討会には南は鹿児島、熊本から北は北海道まで40人余りの農業経営者と研究者、コンバインメーカー、飼料メーカーおよび新聞、テレビなどメディア関係者らが集まった。ほとんどの参加者にとっては、コンバインでトウモロコシを収穫し、粒々の形で排出される様子を見ること自体が初めての体験。それも干拓地である大潟村の転作田での生産であることに驚いていた様子だった。
イアコーンサイレージに関する研究を進めている(独)農研機構北海道農業研究センター、乾田直播(畑作作業機での水稲生産)の実証研究を進めている同東北農業研究センターからも研究者が参加した。また、具体的な製品化のめどは語られなかったが、参加した国内コンバインメーカーのトウモロコシに対応した普通型コンバインの市販化もそれほど先の話ではないことが関係者の言葉の端々から推測された。
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