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そういえば僕の英語はニュージーランド訛りがあると書きました。そうなんです。一昨年から昨年の春まで、ニュージーランドで農業研修をしていたのです。現地ではリンゴ収穫や牧場の仕事をしました。たぶん初めて世界観を学んだのだと思います。アジアの若い研修生たちは流ちょうに英語を話しますが、僕たち日本人は全く会話ができませんでした。このままではマズイと考え、魔法使いサリーちゃんのようにホウキに跨り、品のない一発芸をやると現地のマオリの人たちには大ウケでしたが、戦後の日本人のような生真面目なマレーシア人にはヒンシュク系だったようで、文化の違い?それとも余裕ある豊かさの蓄積の違い?を感じました。本当は同じ町に住む同級生からも米国話を聞いていたので、ニュージーランド行きをタメラッていました。それなりに貴重な経験をしたと思いましたが、やはり豊かな農業が存在する米国にはとても興味がありました。関係する組織や先生たちにも相談したのですが、「米国は絶対ダメだ! ニュージーランドに行きなさい」と半ば強制されたのです。今もってその理由は分かりません。
たとえば左翼系の記者が反米記事を書いて、ご自分の子供がキューバや北京の大学に留学するのだったら誰も文句は言いませんが、反米なのに米国で国際関係学を学ぶため、ノーベル賞を16人も輩出するジョン・ホプキンス大学に留学するのはやはりおかしいですよね? ってことは日本国民には反米思想を植え付けておいて、自分の子供たちにはやはり米国が世界の中心であることをこっそり教え、将来、自分たちだけが資本主義の甘い汁を吸おうなどと考える、不潔でキモイ連中にはなりたくありませんね。
そういえば米国体験が終わり、ファーゴの飛行場でこんなうれしいことを言われました。
「これから収穫が忙しくなるから、来週戻って来いや(ハートマーク)」
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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