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人生・農業リセット再出発

ゴボウ、オカラ、切り干し大根があなたを健康にする!

机を挟んで交わす一回の会話は一カ月かけて読む本に値する、とは先人の言葉。その道を極めた本人から直接聞くのは活きた哲学と重要な示唆がそのまま伝わってくる。世界的な免疫学者の安保徹・新潟大学大学院教授の話を聞きながら、終電まで一緒に2軒ハシゴして呑んだ。ノーベル賞に一番近いといわれる多忙で著名な博士は、出身地の津軽弁丸出しでよくしゃべる67歳であった。
不まじめは他人への迷惑、まじめは自分の身体へ迷惑になる。ガンは、頑張り屋さんでまじめすぎる人に多く、無理して生きている交感神経緊張状態、ストレスのβ波の極限で起こる。一日一回も笑わない人間は必ずガンにかかる! ガン細胞は酸素が大嫌いだから、日々ストレスをためて血流が悪くて低体温の人に増殖しやすく、35℃が最も暴れ回りやすい。抗ガン剤を使うと一気に34℃まで下がるが、33℃は冬山で遭難者が死ぬ体温である。1℃の差は大きい。高熱で寝込んだ患者からガン細胞が消滅した例が多いように、発熱こそガンが治る最高のチャンス。ラジオ体操や縄跳びなどで汗をかくのがいい。階段は積極的に使うこと。副交感神経のα波で明るく楽しく過ごせば血流も活発になり、免疫細胞も活性化する。抗ガン剤投与はリンパ球を作る骨髄の造血巣を破壊し、ガンが再発することになる……など延々と続く。
酒もかなり回った途中から、健康に一番いいものはユネスコ世界遺産にも登録された和食、なかでも消化吸収に優れ、微生物まで丸ごと取れるみそや漬物、納豆などの発酵食品を推した。特に日本人にとって最高の健康食は、“ゴボウ、オカラ、切干大根”だと力説する。

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