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特集

我が家の農産物の原価はいくら?原価計算・経営分析の意義と活かし方


【助成金】事業や研究の発展や完成を助けるために与えられるお金。したがって、「経常的に交付される助成金」とは、いつまで経っても発展も完成もしないことに対して支払われる金を意味している。
【作付助成収入】農業簿記勘定科目に示される営業外収益の一つで、「作付面積を基準に交付される交付金など」を言う。
工業で「工場面積を基準に交付される交付金など」、小売業・飲食業で「店舗面積を基準に交付される交付金など」というものがあるのだろうか。携わっている人に聞いてみなければわからないが、聞いたらたぶんバカにされる。
【青色申告】複式簿記などで帳簿を付け、それに基づいて所得と税額を計算して申告すること。税制上の優遇措置がある。昔は青い用紙を使って申告したのでこの名となった。
【白色申告】青色申告ではない申告のこと。不動産所得、事業所得、山林所得の合計(どれかが赤字の場合は黒字分のみの合計)が300万円を超えなければ記帳の必要がなかったため、青色申告よりも税率が高いのに農家に大人気だった。しかし2014年1月から、全員に記帳が義務付けとなった。一説には、白色申告者が高級車を乗り回しすぎたために見直されたとも言われている。
【外注費】作業請負に対して支出する原価。同じ人に働いてもらうにしても、雇用して働いてもらった場合に支払うのは給料手当となるが、独立した職人として作業委託するとか、外部組織から派遣してもらうとかという場合は外注費となる。自社の従業員を集めて説得して会社を作らせてそこに委託すると、給料手当が外注費になるが、脱法行為としてチェックを受ける場合がある。
【ムダ】ムダとは付加価値を高めない、言い換えれば利益を上げることに結び付かないあらゆる行動や状態を言う。トヨタ生産方式ではこれを7種類に分類している。すなわち、作り過ぎのムダ、手待ちのムダ、運搬のムダ、加工そのもののムダ、在庫のムダ、動作のムダ、不良をつくるムダ、である。
「農業は儲からない!」と文句を言っている農家は、農場入口に「ムダ博物館」と看板を掲げ、製造業従事者の見学ツアーを受け入れると儲かる可能性がある。
→【作り過ぎのムダ】買ってもらえる以上に製品を作ること。使える以上に仕掛品を作ること。「日本農業はお米だ!」としか言わないこと。
→【手待ちのムダ】パート・アルバイトから「あの~、今日は何をしますか?」と聞かれること。
→【運搬のムダ】圃場が点在していると運搬のムダがあると感じるが、解決しにくい問題について考える時間はムダである。それよりもまずは格納庫の整理整頓から始めよう。

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