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編集長インタビュー

地域ブランドで世界市場を開拓


木内 大手のビールだけでした。当社は、世界中でマーケットを築いているので、今後もマーケットを増やしていけると思います。インドからも引き合いが来ています。

他と違う、オンリーワンを目指す

昆 ビールの事業に初めから勝算があったんですか。
木内 日本酒の市場を持っていましたから、そこに売れると思っていました。地ビールを造っている日本酒メーカーのなかでは当社が一番地ビールを多く販売しています。
昆 他との違いはなんですか。
木内 他のビールメーカーが持っている市場と違う市場で売るというオンリーワンの事業が強みです。
昆 海外も含めてということですね。数々の受賞をしていますが?
木内 最近は、受賞よりオリジナリティーをどうするかを考えています。受賞するにはカテゴライズに合っているかどうかが一つの基準ですが、カテゴライズされているものだけ造っていると個性がなくなっちゃうんですよね。アウト・オブ・カテゴリーがおもしろいというのは世界的な流れです。当社の最近の商品はこのアウト・オブ・カテゴリーが多いです。
昆 お客さんもそういうものを選ぶようになるんでしょうね。
木内 いま、そういう風潮がありますね。
昆 お客さんが自分でオリジナルのビールを造ることができるという「手造りビール工房」はなぜ始めたんですか。
木内 もともとはこの辺りにレストランがなかったので、消費者のニーズが知りたいと思って始めました。いま、人気ですね。土日は3カ月先まで予約が入っています。
昆 果物やフルーツを混ぜることでおもしろいものになるそうですね。海外の地ビールでもそういうものがあるんですか。
木内 そうですね。果物を使うのも人気ですし、カボチャを使うものもあります。さっき話したカテゴリーにないものがいま、たくさん出てきていますね。
昆 現在あるものから脱皮して経営を変えていくにはどうしたらいいと思いますか。
木内 それぞれの業界にはいろんな規制がありますが、規制どおりやっていると同じことしかできないので、どうやって変えられるか、どうやって人と違ったことをやるか考えないといけないと思います。海外では、みんなと同じことをしてもしょうがない、という考え方が圧倒的に多いです。
昆 なるほど。本日はありがとうございました。

木内酒造のビール工場案内――――― 案内:高橋愛美さん

昆 ビールの作り方を教えてください。

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