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【特集】
待ってました日本農業の夜明け!イノベーションに挑む経営者の時代 年の初めに言ってしまいます――何よりも自分に、そして時代に、同伴者たちに
- 編集部
- 2015年01月14日
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8月、ようやく資材が届いてハウスの建て込み開始。しかし、建て込み業者が足りず、なかなかできない。冬は氷点下20℃以下になる。
約10年費やして作ったトマトハウスを半年で再建しなければ!! 再建にかかわる国の補助金交付は今年度中だという。理にかなっていない!!
ニュースでは数年前に起きたバター不足が再びと報道。行政は緊急輸入やら増産指示やら。牛乳って明日増産できるのかな~。行政の危機感とは何?
現場を理解していないのか? 机上の行政。行政改革ってなんの話?
だってGDP比率5%未満の産業に国家予算の5%だよ。予算の使い方って他にもあるような気がするんだけどな。今まで見てきた限り、生産、製造業の活発な国は、貧しくても活気を感じられるというのに。平和ボケすぎて平和がわからなくなっているとも感じる。
しかし、補助には感謝です。他産業の皆さんありがとうございます。
とはいえ、こっちは対応を待ってはいられない。家族がいる。お客様がいる。自分は生きている。いや生かされている。
まだまだ想像するのだ!! 進むのだ。生きている限り地球のあっちこっちに足跡を残しに。土のある所どこにでも。
再建の応援に来ていただいた東京農大の実習生、休日返上で駆けつけていただいた白い農機具メーカーの社員の皆さん。ありがとうございました。
改めて、私は生かされていると思います。そして、いろいろな課題を提示してくれた自然にも感謝です。雪はもうまっぴらですが。
集落単位で経営を装う時代は
本当に終わり
その農村を楽しく盛り上げるのは
私たちだ
【04
農村崩壊対策は待ったなし
規模拡大と若手育成を急げ
株式会社長州塩瀬農場 代表取締役 塩瀬隆(山口県長門市)】
本州の最西北端の長門市から一言言います。
2015年は、集落営農組織が構成員の高齢化及び後継者不在により崩壊が始まる年だと思います。今こそ、我々農業経営者がその受け皿となり、規模拡大し、若者を雇用して後継者を育成していかなければならない。その使命があるのです。
私の経営規模は30ha程度ですが、農地中間管理機構に200haの借受希望を出しています。Uターンしてくる若者たちの職場にしたいと考えているからです。米価低迷の折、麦・大豆を中心に経営していきます。目指すは北海道の宮井アニキです。
農業は日本民族の礎です。農業が滅べば国も滅びます。政府は、「TPP反対」と騒ぐ諸団体のご機嫌をうかがっているのではなく、国策として正しい方向を打ち出すべきです。安倍首相、よろしくお願いします。
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