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津軽・黄金崎農業通信

前期売上4億5000万円にとどまるも、今期は5億円を目指して農場職員の意気さかん

われわれは法人組織ですから、単年度毎の収支決算、事業計画などを明らかにする必要があります。そのために総会をもっていて、通算第20期となる今年は去る6月20日に開催しました。この総会には、当農場の現状を知ってもらい、同時にこれからの方向を理解してもらう狙いで、取引業者や、支援機関の方々などを招いていますが、今回も30名ほどが見えました。この総会で、昨年の売上が確定しました。4億5000万円です。残念ながら目標の5億円には届きませんでした。バレイショ収穫時の降雨や、200haの新規取得農地の土壌不良などに泣かされたのが減収の要因です。
 われわれは法人組織ですから、単年度毎の収支決算、事業計画などを明らかにする必要があります。そのために総会をもっていて、通算第20期となる今年は去る6月20日に開催しました。この総会には、当農場の現状を知ってもらい、同時にこれからの方向を理解してもらう狙いで、取引業者や、支援機関の方々などを招いていますが、今回も30名ほどが見えました。

 この総会で、昨年の売上が確定しました。4億5000万円です。残念ながら目標の5億円には届きませんでした。バレイショ収穫時の降雨や、200haの新規取得農地の土壌不良などに泣かされたのが減収の要因です。それでもこれまで最高の平成5年の4億円を大幅に上回りました。

 もちろん、売上が伸びたからといって、手放しで喜べるものではありません。純益がどうでるかが問題なのです。そのためには、コスト意識を働かせなければなりません。

 当農場で、このコスト意識がいちばんあるのは、農場の家計簿を預かっている佐藤里美経理課長 (31)です。東京の銀行で腕を磨いた経験がある上に、聡明さも兼ね備えた彼女からコストの多さを指摘されると、本質をとらえているだけに長年農場に携わったわれわれでも反論できません。このように、つい売上至上主義になりがちなわれわれを戒める役割をもつ彼女の存在は貴重です。

 経理ではなかなか厳しい佐藤課長ですが、青森農業という県内の農業雑誌に寄せたエッセーの中で、最後にこんなことを書いています。

「スーパーL資金の返済が終わる10年後は左うちわの生活でありますよーに!」

 さて、総会で確認した今年の目標は作けけ面積で420ha、売上高で5億円です。農地取得のために借り入れたスーパーL資金の返済も始まります。何としても、この目標を達成すると、農場員すべてが張り切っています。

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