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土門「辛」聞

新しいプレーヤーたちへの交替が進行中

今農閑期の講演行脚もようやく終わった。行く先々でいろんな方と出会うことができた。もちろん「元気組」の面々とも数多く出会った。
 今農閑期の講演行脚もようやく終わった。行く先々でいろんな方と出会うことができた。もちろん「元気組」の面々とも数多く出会った。

 「新酒を飲みに来ないかい」。そんな誘い文句で出かけたのが山形。声をかけてくれたのは、Y社のI社長だった。旧財閥系肥料メーカーの県内一次卸でありながら、肥料の商いは5%ほど。農薬、農業関連資材、燃料のサンフレッチェ(3本の矢)で業績は好調。絶えずマーケットを凝視しながら成長分野に食い込んでいく経営スタンスは脱帽ものである。

 そのI社長が、「声をかけたら18人も集まったよ」と話してくれた中に、ビジネス・パートナーである地方青果市場Y社のI社長や地元金融機関の若手の面々があった。2人のI社長は、片や果樹や園芸の技術をアドバイスしたり資材を販売すれば、片やそうして栽培された果樹や野菜を売り込む役割分担を10年以上も続けてきた。元気をなくした肥料商や青果市場に絶えず「気合いだ!」の号令をかけてきた。

 その青果市場Y社のI社長。「地元だけではダメだ。リレー出荷態勢を組まないと生き残れない」。流通大激戦の中での経営サバイバル策の方向を秘かに語ってくれた。

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