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農・業界

横井ナーセリー(愛知県大治町)、ディーゼルトラックを天然ガス車に改造

  • 編集部
  • 2004年10月01日
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花苗の生産販売を行う横井ナーセリー(愛知県大治町、横井美智子代表)が、ディーゼルトラックを圧縮天然ガス(CNG)車に改造した。天然ガスを利用した低公害車は宅配業者のトラックや公用車に新車で導入されているが、改造例は少なく、自家用車を改造したのは初めてという。
補助制度スタートを受け

 花苗の生産販売を行う横井ナーセリー(愛知県大治町、横井美智子代表)が、ディーゼルトラックを圧縮天然ガス(CNG)車に改造した。天然ガスを利用した低公害車は宅配業者のトラックや公用車に新車で導入されているが、改造例は少なく、自家用車を改造したのは初めてという。

 トラックは94年に購入した。特注の電動ゲートが付いており、横井代表の愛着も深い。しかし、大気汚染対策を防ぐために「自動車NOx(窒素酸化物)・PM(粒子状物質)法」が施行され、地域によっては、排出基準を満たさない車が車検に通らなくなった。行政では、電気自動車やCNG車、ハイブリッド車への買い替えを推奨しており、今年4月には、CNG車への改造に補助金が下りることが決まった。

 同代表の依頼を受け改造に当たったのは㈱フラットフィールド(東京都渋谷区・平野智一社長)。通常の2tトラックであれば改造費は約190万円だが、補助制度を利用すれば負担金額は100万円程度になるという。

 CNG車とは、ガソリンや軽油の代わりに天然ガスを燃料にして走る低排出ガス車。ガソリン車やディーゼル車に比べ、1度の充てんで可能な走行距離が短く、また、燃料供給施設「天然ガスエコステーション」の数もまだ少ないことから、予め走行ルートが確定している車両に向く。

 補助制度の詳細は各地方運輸局、運輸支局などの相談窓口まで。フラットフィールドの連絡先は03-3280-6507。CNG車への改造が不可能な車種もあるため、問い合せの際は車検証の用意を。

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