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農・業界

商業地賃貸・普通株・優良証券の収益率を上回る、高収入の続く農地賃貸

  • 編集部
  • 2004年08月01日
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「03年度も農地賃貸が有効な投資法であった」ことが、不動産投資データバンク(IPD)がこのほど発表した最新の借地指標により明らかになった。
不動産投資データバンク調べ

 総面積438haの241物件全体での収益率(註)は、03年は21.4%で、02年の19.5%より2%上昇した。

(註:収益率算出にあたり、土地の売買や査定価格の高騰による利益などが含まれている。) 土地取引や開発の行われなかった農地賃貸物件の場合でも、平均収益率をわずかに下回る21.3%の収益を確保した。

 過去3年、5年、10年の期間で年率に換算した場合、農地賃貸による収益率は英国の商業地賃貸、普通株、優良証券による収益率を上回っている。この結果は、土地取引や開発のない物件でも同じであった。

 だが、指標が作られた23年前からさかのぼって年率換算すると、農地賃貸の収益率は商業地、株式より若干劣っている。

 貸借用農地の査定価格は、1年間でエーカー(約40a)当り200ポンド(約4万円)上昇しており、平均2200ポンド(約44万円)となっている。

 住宅地価格の急騰が農地賃貸にも反映されており、全体の賃貸料を押し上げている傾向もある。

 03年の農地資本の増大は、18.3%となり、過去4年間で65%の増加となった。しかし、収入・所得の増加はわずか3.1%にとどまり、82年以来最低の水準となった。

 03年12月時点で、IPDが指標に利用している物件は241ヶ所、総額は11億ポンド(約221億円)となっている。

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