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リレー訪問 農場に勤める誇りと夢

勤める側がいい・・・の巻

各地の農場には優秀な若手が勤務している。数ある職場のなかで、農場に勤めることを選んだ彼らは、どんな夢を持っているのか。リレー訪問第3回は、(有)あぐり信州に勤める矢野智氏が(株)ピーチ専科ヤマシタに勤める吉野友裕氏を訪問する。
矢野 吉野さんはピーチ専科ヤマシタさんでどんなお仕事を担当していますか。

吉野 主にブドウの生産管理をしています。ブドウはうちの生産量の一割ほどで、管理はすべて任せてもらっています。といっても、まだ入社して3年なので教わることのほうが多いくらいですが……。ブドウがやりたくて就農したこともあって仕事は楽しいですよ。

矢野 こちらの会社にくるときには、すでにブドウでいくと決めていたんですね。

吉野 最初にブドウに関心をもったのは、学生時代に海外のブドウ農家がテレビで紹介されているのを見て、こんなふうにのんびり暮らしたいなと思ったときでした。農業を仕事にしようと決めた後も、あのときのイメージからコメや野菜よりは果樹の方がいいなと。今思うと認識が甘かったのですが・・・・・・。

矢野 就農してどれくらいですか?

吉野 ファーマーズフェアを通じて 5年前に就農しました。ただ、そのときはブドウで採用してくれるところがなくて、結局は長野にある家族経営のリンゴ園に入りました。本当は、就農するなら家族経営ではなくて、何人か社員がいるような、ある程度規模があるところが希望でした。ブドウへの関心も捨てきれず、 1年後、岡山のブドウをやっている農業法人に転職したんです。ただ、実際に働いてみてブドウさえ作れれば仕事にやりがいがでるということでもなかった。その後も転職先を探すなか、ファーマーズフェアで今の社長に会いしました。たまたま同じ大学出身だったり、ブドウもやってるということで、やる気があるのならと採用していただきました。

矢野 農業の現場は就農前のイメージとはだいぶ違ったかと思いますが、続けてこれたのはどうしてなんでしょうか。

吉野 確かに就農前のイメージと違って現実は厳しいものでしたが、ブドウ作りが嫌になるようなことはありませんでした。農業をやってみて初めて知った魅力もありました。

矢野 というと。

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