ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

耕すということ

土に休息を与える耕し方

■地下休閑耕プラウ
欧米のように経営面積に余裕があれば休閑緑肥とすることもできよう。わが国のように面積に制約がある場合はそれが望めない。とすれば、土地を縦に利用する考えで、上下層を入れ替えて疲労した作土を下層に休ませる工法がある

■地下休閑耕
前のボトムが深耕用で30~60cmの土層を鋤上げる。その場所に後方の普通型ボトムで0~30cmの疲労した土壌を鋤込むことで上下層を完全に入れ替る。4~5年後作土が疲労すれば、またこの耕法を繰り返す

■大高畦の造成
ロータリティラーやハローが発達しているので簡単に大高畦が造成できる。日本人の潔癖さが寸部の狂いも許さない。プラスチック板で完全整畦をする。砕土もまた完璧であるが、砕土のし過ぎが気にかかる

■中高畦の造成
高畦の造成と同時にマルチングも行われる。この種の技術はヨーロッパでも散見できるが、日本の方が芸が細かく、一枚上手であると思える。しかし、気になるのは基盤をプラウで深耕していないことである

■高畦の野菜移植
整畦技術、移植技術は日本が世界で一番優れていると考えられる。しかし、苗作り、土作り技術については進歩しているとは言えない。見掛けは綺麗であっても基本技術に欠けるものがあるからである

関連記事

powered by weblio