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スーパー読者の経営力が選ぶあの商品この技術

1,5坪から始めた直売所を売上高2億まで成長させる

北海道は十勝でも有数の農業地帯に位置づけられる芽室町。今から15年前、この地に1.5坪の直売所が誕生した。以来、着実に売り上げを伸ばし続け、今年は売上高2億円まで視野に入れられるようになった「JAめむろファーマーズマーケット愛菜屋」。その代表を今年初めまで務めた山上美樹彦氏にここに至るまでの経緯を聞いた。
 「20歳を過ぎたころから直売は考えていたが、機が熟さず、なかなか実行に移せなかった」

 こう切り出した北海道芽室町の山上美樹彦氏だが、40歳の節目で地元の生産者5戸と無人販売の野菜直売所「愛菜屋」を始める。すると、初年度は400万円、2年目は800万円というふうに倍々ゲームで売上が伸びていった。無人販売は開始から半月で商品が盗難に遭うなどして断念したが、有人に切り替えても客足が鈍ることはなく、営業日には1・5坪の小さな直売所に多くのお客さんが訪れた。以来、年を追うごとに規模を拡大させ、地元農協の出資も間に挟んでスタートから15年目を迎える今年は、町内の生産者100戸で約250種類の野菜などを取り扱い、売上高2億円を目指すことにしている。

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