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農業情報クリップ

1998年4月~5月 農業情報ピックアップ

【4・20】 アジアに広がるエルニーニョ現象による干ばつがベトナムの南部でも深刻化、世界第2位の輸出量を誇る同国のコメ生産に打撃を与えている。順調だったコメ輸出量の削減を初めて迫られる可能性が出てきた。(共同)


【4・21】 オムロンは低農薬野菜の栽培指導や通信販売を手掛ける会社「エム・エー・エム・アソシエーション(MAMA)」を永田農業研究所と共同で設立。永田農業研究所は、全国で約千の農家や農業法人に栽培方法を指導している。

 新会社は今後数年間で、提携する生産者を約2千に増やし流通ルートを統合、消費者や小売店に低農薬野菜などを販売する計画。また大規模な農業法人には大型のガラス温室を販売。オムロンのセンサー技術を利用して、温室内の温度管理や作物の選別、物流の管理などのコストダウンを目指す。(共同)


【4・22】 農水省の農業工学研究所は、休耕田を魚の産卵や水質浄化に役立てる技術の研究成果を発表。用水路から1分間に3百Lのペースで水をくみ上げ、階段状にした排水口へ流す。一段を10cmと低くし、魚がそ上できるようにした結果、昨年は水門を開いてから10日間で、コイ、フナなど約千匹がそ上して産卵。このうち10%がふ化した。魚以外にも、昆虫、カエルなどが多数生息するようになった。同研究所は希望者に技術を公表し、休耕田の再利用を促していく。(共同)


【4・23】 毎日新聞が「農業を営むか従事、または農業に関心を持つ個人やグループ」を対象に「毎日農業記録賞」(26回)の作品を募集。内容は「明るい農業生活、農村社会を築く努力や方法、成し遂げた喜びなど、または農村や農業とのかかわりの中での体験記録」。(毎日)


【4・23】 日本貿易振興会(ジェトロ)が発表した「1997年の食料輸入」によると、昨年の食料輸入額は前年比8・4%減の475億4500万ドルにとどまり、前年比較を始めた88年以来初の前年割れとなった。全体の5割を占める魚介類、肉類の輸入が落ち込む一方、ワインは前年比27%増、コメも20%増加した。(共同)


【4・23】 米国の民間環境問題研究所ワールドウォッチは、中国の水資源の枯渇が農業生産に悪影響を与え、食糧不足を引き起こす恐れがある、と警告する報告を発表した。衛星などを使った調査の結果、中国は2025年までに少なくとも1億7500万トンの穀物を輸入せざるを得なくなるとの見通しを示した。(共同)


【4・23】 新潟県の離島で、農協と漁協の合併が全国で初めて実現。合併するのは粟島浦村農協と同漁協。金融機関への早期是正措置の適用に伴って、農協が経営の改善を迫られ、再建を断念した結果の産物だ。(読売)

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