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全国リンゴ生産の2割を占める日本一の「リンゴ王国」青森県弘前市で、市農業委員会に登録された「売りたい農地」の中で、リンゴ園は39件に上ったと毎日新聞の報道。既に木を伐採し、更地にしたりんご園もある。農業委は「生産意欲がわくような所得に結びつかないのが現実」と背景を説明。同市悪戸で3・1ヘクタールのリンゴ園を経営する小山内一彦さん(40)も、「農家手取りで、1箱20キロで2500円から3000円が採算ラインとされるが、昨年はそれを下回った」(同紙)と窮状を語る。同市鬼沢の藤田光男さん(58)は、「2年連続の赤字経営。8、9年前も2年連続の安値で農協から借金した。返済が終わらないうちにまた借金だ」(同)と、苦しい胸の内を明かす。弘前市は、10年度の一般会計当初予算で、農業経営支援に関して利子補給など約950万円を新規に盛り込んだが、毎日紙は「赤字に苦しむリンゴ農家の綱渡りの経営は続くようだ」と総括。
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