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【江刺の稲】
やりましょう「直売所サミット」
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第31回 1998年08月01日
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ウーム、今月号の新海和夫さんの原稿「農業Uターン日記」で先を越されて予告されてしまった。
「読者の中で農産物の直売や直売所をしている人達の全国ネットワークを作りましょうよ。情報交換や産品の融通あるいはお客さんの紹介もしたりして。これは楽しい!」
過日、電話で盛り上がってしまった。
新海さんは農業にUターンして2年目。本誌でも以前に紹介したご両親が続けてきた行商を含め、さらに新海さんがUターンしたことで新たに10haも水田の耕作を頼まれたり、文字通り暇なしの毎日を送っておられる。にもかかわらず新海さんは、様々に困難を抱えながら地域の農家や商工業者たちとも協力して、農産物直売所「元気村産直センター」の平成10年10月10日正式オープンに向けて取り組んでいる。
新海さんは、雪印種苗に勤めていた時代というより、創刊以前から本誌を支援してくれた人。お金も何も無く、夢を語り合い、それを共有してきた仲間の一人でもある。
「こんなことできればイイな。やればできるよ」
の一言。人からみればそんなに若くもない歳なのに、まったくドラエモンかドン・キホーテのような楽天主義が、我が仲間の強みなのだろう。そして、本誌読者の少なかざる人々もまた、それ故に読者でいて下さるのだと思っている。
世の中には七十歳の青年もいれば二十歳の老人もいる。そして、常に人生は夢見た者が勝なのだ。
「読者の中で農産物の直売や直売所をしている人達の全国ネットワークを作りましょうよ。情報交換や産品の融通あるいはお客さんの紹介もしたりして。これは楽しい!」
過日、電話で盛り上がってしまった。
新海さんは農業にUターンして2年目。本誌でも以前に紹介したご両親が続けてきた行商を含め、さらに新海さんがUターンしたことで新たに10haも水田の耕作を頼まれたり、文字通り暇なしの毎日を送っておられる。にもかかわらず新海さんは、様々に困難を抱えながら地域の農家や商工業者たちとも協力して、農産物直売所「元気村産直センター」の平成10年10月10日正式オープンに向けて取り組んでいる。
新海さんは、雪印種苗に勤めていた時代というより、創刊以前から本誌を支援してくれた人。お金も何も無く、夢を語り合い、それを共有してきた仲間の一人でもある。
「こんなことできればイイな。やればできるよ」
の一言。人からみればそんなに若くもない歳なのに、まったくドラエモンかドン・キホーテのような楽天主義が、我が仲間の強みなのだろう。そして、本誌読者の少なかざる人々もまた、それ故に読者でいて下さるのだと思っている。
世の中には七十歳の青年もいれば二十歳の老人もいる。そして、常に人生は夢見た者が勝なのだ。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
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