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どうなる!どうする?こんなとき

有機野菜だから硝酸濃度を調べよう!?

茨城県水戸市の畑作農家、佐川和一さんよりお問い合わせをいただきました。「最近は有機野菜ブームであるし、化学肥料に替わって堆肥や有機肥料を使うことがすすめられているが、ただ替えることがよいことなのか、硝酸態窒素の問題も考えてしまう」「まず、なんでそうなるのかを教えてほしい」というものでした。今回は、本誌で連載「土壌別経営相談ーうちの土ではどう作る?」を執筆して下さっている関祐二氏にご回答頂きました。
Q:本誌27号でも取り上げられたように、有機野菜という表示で、堆肥や有機肥料を使って栽培したものに、硝酸態窒素が高い濃度で蓄積していることがあるのはどうしてでしょうか。

A:この問題は、今後の野菜作についても当然ですが、土壌や施肥法の重要なポイントですので、原因を深く考えてみる必要があります。 まず、作物に硝酸蓄積が起こる原因として、単純に窒素の施肥量が多過ぎる場合がありますが、このような場合でも土壌中には硝酸態窒素が増えなくて、作物にも硝酸が蓄積しないこともあります。

 そこで土壌中で硝酸が多くなる原因をもう少し詳しく考えてみると、これは硝化菌というバクテリアの一種が働くことで進行するのですが、この働く条件が揃うことは何かというと、まずpHが中性域にあること、そして畑が乾燥したり、湿ったりを頻繁に繰り返すことが要因になります。この硝酸態窒素は元々は土壌中の、有機物やアンモニア態窒素が酸化されてできるのですが、この作用を硝酸化成作用と呼びます。略して硝化とも呼びますが、この硝化を進めるには前述の二つの要因に加えて、土壌中に多くの有機物が存在して、微生物の活動が活発であることが挙げられます。

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