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江刺の稲

不作の年こそ農業は注目される

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第33回 1998年10月01日

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春先から全国的に天候不良が続いたが、とくに8月末からの連続的な台風の襲来は各地に大きな農業災害をもたらした。被害を受けた皆様には心よりお見舞いを申し上げるとともに、その復興と経営再建に勇気をもって取り組まれることをお祈りする。
 春先から全国的に天候不良が続いたが、とくに8月末からの連続的な台風の襲来は各地に大きな農業災害をもたらした。被害を受けた皆様には心よりお見舞いを申し上げるとともに、その復興と経営再建に勇気をもって取り組まれることをお祈りする。

 北海道常呂町のO氏の場合、4号台風で常呂川の支流が増水し、過半の作物が流されたり水に漬かるなどの水害を受けた。しかも、4号台風の水が引く間もなく5号、6号、7号と、たて続けの台風の余波を受けた大雨でその被害はさらに広がった。海岸に面した低地のために水が引かないのである。そして、4号台風では難を逃れた作物もほとんどが収穫不能になってしまった。

 麦は豊作のうちに収穫でき、野菜や切り花など一部は出荷を済ませている作物もあった。しかし、順調に生育していた玉ネギその他の野菜類、馬鈴薯、ビート、小豆などの畑作物が、文字通り一年間の努力が水に流されてしまったのだ。それだけではない。馬鈴薯の後作に播く麦の播種適期はもう過ぎているというのに、雨は続いており、馬鈴薯の畑は水に漬かったままの状態だという。水害が来年の麦作を危うくさせている。

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