ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

読み切り

野菜高騰!!「供給しない責任」

この10月を中心にした野菜の異常高騰で、生産現場から流通、小売店、そして業務・加工業界は大騒動、大パニック状態に陥った。なにしろ、都内のデパートなどでは、レタス一玉が500~700円だというのだから呆れる。さすがにスーパーなどの量販店では、ハクサイやキャベツだけでなくレタスまで四分の一カット。ただでさえ巻の甘いレタスをカットするのだから、本当にみすぼらしい。
お手上げの高騰、静まらず


 この10月を中心にした野菜の異常高騰で、生産現場から流通、小売店、そして業務・加工業界は大騒動、大パニック状態に陥った。なにしろ、都内のデパートなどでは、レタス一玉が500~700円だというのだから呆れる。さすがにスーパーなどの量販店では、ハクサイやキャベツだけでなくレタスまで四分の一カット。ただでさえ巻の甘いレタスをカットするのだから、本当にみすぼらしい。

 農水省では、野菜供給安定基金による契約栽培キャベツの放出を実施したが、数量的には焼け石に水。対象産地の東北産地も、今年の夏~秋は長雨などの影響で根腐れも発生、売り物にならないものも混入するなど、かえって現場の混乱に拍車をかける場面も。

 これに、生産側からの“出ししぶり”が加わるのだから、農水省の担当者も「できる対策は打っても、出荷に結びつかない」という状態になる。

 そんな“役所仕事”に比べると、さすがに対応が早いのはスーパーだ。

 10月下旬、各スーパーは緊急の輸入野菜セールを展開した。ダイエーでは78店舗において韓国産ハクサイの四分の一カットを100円。中国産長ネギ、Mサイズ3本、またはSサイズ4本を128円で販売した。イトーヨーカドーは、米国産ブロッコリーや豪州・NZ産のアスパラガスなど輸入品を増量。カリフォルニア産のカットレタスを148円(150g)で。加えて、シメジやゴボウなど比較的安価なものを販売強化した。

 西友は、結球レタスの輸入販売を展開。米国産のローメンレタス100円~128円で販売したほか、ヨーカドー同様にカットレタスを148円売り。続いて、韓国産や中国産ハクサイの輸入が予定される。一般野菜が高かったため、カット野菜に力をいれたため前年比140%の売上げとなった。

 さすがに、危機感を持った農水省では、11月に入ると、緊急野菜供給対策として、キャベツ、ハクサイの前倒し出荷対策を実施。これは、重要野菜等緊急需給調整事業に基づく、需給安定対策の一環で、11月下旬の出荷予定分を中旬出荷に一旬早めることで、中間期の出荷量を増やし、価格の安定を図る。この前倒し分には交付金を出す、という仕組みだ。また、同時にホウレンソウなど軟弱野菜の生育促進、曲りキュウリなど規格外品の出荷要請なども行った。

関連記事

powered by weblio