ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

女だからの経営論

男でも女でも、やりたい人が経営者

竹内美栄子さん(45歳)は、とても忙しい人だ。竹内家の4台の洗濯機がそれを物語っている。
できるかできないか、毎日が挑戦


 竹内美栄子さん(45歳)は、とても忙しい人だ。竹内家の4台の洗濯機がそれを物語っている。

 1台は亡くなった美栄子さんのおばあさん、もう1台は母親の信子さん、そして美栄子さんの二槽式、4台目は2人の娘さん用。一世代に1台の割合で、4台の洗濯機をフル稼働させるほど洗濯物が多い家なのだろうか?

「朝、洗濯物を入れて回すうちに、パートさんが来る時間になるけん、パーッと畑に掛けだしていく。ずっと畑に出て、夜帰って脱水して干して…。その間『洗濯機空けて』と言われても無理。全自動だとシワになるから二槽式でないとダメなの」

 畑仕事の合間を縫うようにして家事をこなす。ダイコンの収穫期には朝3時から投光機の照明の下で収穫し、市場へ送り出す。年間を通して花の出荷が最も多い6~7月になると、朝5時から一度に6000本の花を収穫し、選別、箱詰め、出荷をこなす。ぶっ続け「36時間労働」の日もザラという。「花を市場へ持ってって、納屋へ帰ってやっと長椅子でコックリコックリ。私どこでも寝られるの(笑)。最初からこなせんほどの量を作ってるのはわかっとるけど、案外やってみたらうまいこといく。自分の器はどんだけのもんかなあ思って。できるかできないか挑戦や」

 とスカーッと日本晴れのような晴れやかさで笑い飛ばす。毎日これだけの仕事量をこなしながら、このお母さん、どうしてこんなに元気なんだろう?

関連記事

powered by weblio