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【土壌別経営診断うちの土ではどう作る?】
群馬県・澤浦彰治さんの場合
- 農業コンサルタント 関祐二
- 第24回 1998年12月01日
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「農業はビジネス」と位置付ける澤浦さんは、28人の出資農家から成る有機野菜生産グループ 野菜クラブの代表取締役であり、新たにコンニャクの自社加工場を建てたグリーンリーフの社長でもある。澤浦さんは、これからの農業を変えるのは、やる気のある若者だ、と語る。
澤浦 「農業経営者」というタイトルを見て、農業は正に事業として考えないといけない時代だと思うのです。
関 代々のものを守って自分の役割を終える―自分達の親の世代まではそういう形でしたが、今はそういう事だと責任が果たせなくなってきている。
澤浦 昔の人達は、自給自足で代々に渡していましたが、今は自給自足では却って代々に渡せず、皆辞めていってしまいます。
関 結果、兼業で違う業をやり、そうなると最終的には、責任が果たせなくなる。投資も雇用もできない、家族労働でやっていても、小遣いも払えない、そんな中で痩せ我慢の試合をしていても、それは業ではないですからね。
さて、コンニャクについてですが、うちで少しコンニャクを作ってみたことがあるのですが、その一部に化学肥料が多量に掛ったことがあり、そこだけ全く採れなかったという経験があります。それで、コンニャクは肥料濃度に過敏な作物だなと思いました。作物は本来、ちゃんと吸収できればもっと少ない肥料で育つものだと思うのです。
澤浦 コンニャクの無農薬栽培を始めて7年程になりますが、3年前より土壌分析を受け、それに基づいた肥培管理を行い始めました。しかし、だんだん悪くなってきて、今年は惨澹たる状況です。
コンニャクは選別などの準備を2月頃から始め、3、4月に肥料撒き、種イモを植える時期は5月10日頃です。
澤浦 「農業経営者」というタイトルを見て、農業は正に事業として考えないといけない時代だと思うのです。
関 代々のものを守って自分の役割を終える―自分達の親の世代まではそういう形でしたが、今はそういう事だと責任が果たせなくなってきている。
澤浦 昔の人達は、自給自足で代々に渡していましたが、今は自給自足では却って代々に渡せず、皆辞めていってしまいます。
関 結果、兼業で違う業をやり、そうなると最終的には、責任が果たせなくなる。投資も雇用もできない、家族労働でやっていても、小遣いも払えない、そんな中で痩せ我慢の試合をしていても、それは業ではないですからね。
さて、コンニャクについてですが、うちで少しコンニャクを作ってみたことがあるのですが、その一部に化学肥料が多量に掛ったことがあり、そこだけ全く採れなかったという経験があります。それで、コンニャクは肥料濃度に過敏な作物だなと思いました。作物は本来、ちゃんと吸収できればもっと少ない肥料で育つものだと思うのです。
澤浦 コンニャクの無農薬栽培を始めて7年程になりますが、3年前より土壌分析を受け、それに基づいた肥培管理を行い始めました。しかし、だんだん悪くなってきて、今年は惨澹たる状況です。
コンニャクは選別などの準備を2月頃から始め、3、4月に肥料撒き、種イモを植える時期は5月10日頃です。
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関祐二 セキユウジ
農業コンサルタント
1953年静岡県生まれ。東京農業大学において実践的な土壌学にふれる。75年より農業を営む。営農を続ける中、実際の農業の現場において土壌・肥料の知識がいかに不足しているかを知り、民間にも実践的な農業技術を伝播すべく、84年より土壌・肥料を中心とした農業コンサルタントを始める。 〒421-0411静岡県牧之原市坂口92 電話番号0548-29-0215
土壌別経営診断うちの土ではどう作る?
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