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昆:次に小野寺さんお願いします。
小野寺:私は北海道の北の端、網走の近くの常呂町という所で、畑作野菜を中心とした経営をしています。ジャガイモとビートを中心に、あと小麦を作るという形です。それとたまねぎ、白菜をやっています。
北海道で今一番問題になってきているのは農地を守れる人がだんだんいなくなってきて、耕作放棄地がかなり出てきているということです。そんな中で我々が展開しているのは、ゴール無き拡大をいつまでも続けるのではなく、所得アップのために、個人の経営に共同経営をプラスすることです。今現在約12ヘクタール程、また来年度はもっと農地を借り受けて、そこで独立した形で農業経営を行うことを考えています。そこで若い農業経営者の労働力を十分活かし切れる体制をとり、あるいは新規就農者を入れて、農業経営が出来るようになるまでの実践学校みたいに、私たちの仲間として、運営をさせていく考えです。
今農業をやりたいという人は、都会からどんどん集まってきます。ですから私は自分の息子や、娘にただ単に血縁で経営を譲るということは考えていません。自分と一緒に経営をやって頂ける「経営の参加者」を学生なり、一般の農業に関心のある人達から広く募り、一緒に農業をやっていきながら、その中で本当に経営者として能力を発揮できる人、例えば北海道農業特有の機械のマネジメントから販売のマネジメントを含めて、多種多様にわたる部分の協力者を何とか作れないものだろうかと。ただ単に夢物語で農業を目指す人達じゃなくて、本当に農業の経営者になりうる人達を実践的に育てて行きたいと、いま自分の経営の中でもいろんな方々を実習生あるいは研修生として面倒見ているわけです。
これからはそういった第二、第三の農業経営者を育てることも考えて行かないとならんなと思っています。
昆:次に、伊藤さんよろしくお願いします。
伊藤:私は今、野菜を中心にし経営を進めようかなという風に思ってます。親父の代は、水稲と養蚕と蒟蒻栽培という風な形で、地域の中では大きい方だったと記憶しております。親はそういう中でずっと経営をしてきて、私たちの年代の多くは農業につく時に選択した年代に入ってきた頃なんです。私は41歳なんですけども、5歳ぐらい上ですと世襲的に農業についた先輩方が数多くいます。しかし私はどちらかといえば、選択したほうだったのかなと、いう風に思っています。でも、選択したにもかかわらず、あまり真面目ではなかったですね。実際は30歳位の時に農業を選んだというのが本音です。今も米も作っていますし、路地野菜も2~3ヘクタール、ハウス、と言ってもパイプハウスですけども雨よけ型の物で、若干促成栽培のトマトも作ってます。順位から言えば、圧倒的に野菜の収入が多いです。
小野寺:私は北海道の北の端、網走の近くの常呂町という所で、畑作野菜を中心とした経営をしています。ジャガイモとビートを中心に、あと小麦を作るという形です。それとたまねぎ、白菜をやっています。
北海道で今一番問題になってきているのは農地を守れる人がだんだんいなくなってきて、耕作放棄地がかなり出てきているということです。そんな中で我々が展開しているのは、ゴール無き拡大をいつまでも続けるのではなく、所得アップのために、個人の経営に共同経営をプラスすることです。今現在約12ヘクタール程、また来年度はもっと農地を借り受けて、そこで独立した形で農業経営を行うことを考えています。そこで若い農業経営者の労働力を十分活かし切れる体制をとり、あるいは新規就農者を入れて、農業経営が出来るようになるまでの実践学校みたいに、私たちの仲間として、運営をさせていく考えです。
今農業をやりたいという人は、都会からどんどん集まってきます。ですから私は自分の息子や、娘にただ単に血縁で経営を譲るということは考えていません。自分と一緒に経営をやって頂ける「経営の参加者」を学生なり、一般の農業に関心のある人達から広く募り、一緒に農業をやっていきながら、その中で本当に経営者として能力を発揮できる人、例えば北海道農業特有の機械のマネジメントから販売のマネジメントを含めて、多種多様にわたる部分の協力者を何とか作れないものだろうかと。ただ単に夢物語で農業を目指す人達じゃなくて、本当に農業の経営者になりうる人達を実践的に育てて行きたいと、いま自分の経営の中でもいろんな方々を実習生あるいは研修生として面倒見ているわけです。
これからはそういった第二、第三の農業経営者を育てることも考えて行かないとならんなと思っています。
昆:次に、伊藤さんよろしくお願いします。
伊藤:私は今、野菜を中心にし経営を進めようかなという風に思ってます。親父の代は、水稲と養蚕と蒟蒻栽培という風な形で、地域の中では大きい方だったと記憶しております。親はそういう中でずっと経営をしてきて、私たちの年代の多くは農業につく時に選択した年代に入ってきた頃なんです。私は41歳なんですけども、5歳ぐらい上ですと世襲的に農業についた先輩方が数多くいます。しかし私はどちらかといえば、選択したほうだったのかなと、いう風に思っています。でも、選択したにもかかわらず、あまり真面目ではなかったですね。実際は30歳位の時に農業を選んだというのが本音です。今も米も作っていますし、路地野菜も2~3ヘクタール、ハウス、と言ってもパイプハウスですけども雨よけ型の物で、若干促成栽培のトマトも作ってます。順位から言えば、圧倒的に野菜の収入が多いです。
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