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座談会

「農業経営者とは誰のことか!?」

伊藤:農協でも何でもそうですけども対岸として見るのではなくて自分の入ってる組織である以上、自分もその組織の責任を少しは担ってるんだという意識の中でやっていけば、組織は当然変わっていきます。あと地域の中でお互いのプロ意識を認め合うとことが必要ですね、そうすればかつて無かった形の市場展開ができて、今まで丸くしか回らなかった金の動き方がちょっと寄り道して回ったり、楕円形になったりして、それが良い社会を作って行くことにもつながるかなという風に思ってます。

小野寺:全くその通りだと思いますね。日本の経済状態がこうなったことも、護送船団方式なんて皆が同じ事をやってきたからで、様々あって良いわけなんです。だから自分は農産物の市場というのは無限だと思っています。

浅野:人がいる限り、人類がある限り農産物は無限なんです。後は自分がどうするかにかかっている。だけど先生がいて、こうしなさいと教えてくれるわけでもなんでも無い。だってもともと農地なんてのは、開拓でしょ。畑が最初からあったわけじゃないんです。もともと原野だった所がね、ここは畑にしよう、ここは水が便利だから水田にしようということで出来てきた訳ですから。

大泉:僕は負けることをもうちょっと教育すべきだと思っているんです。それは、どういう意味かと言うと「勝ち負け史観」というのはもうすでに終わりだと思うんですよ。じゃあ何が対立するかと言うと「循環史観」と言うかね、勝ったと思ったら以外と落とし穴があったとかね。負けたと思ってたら、逆にそのことが将来の展望につながったとかね、けっこうあるわけですよね。だからそういう意味では、循環史観というのは自然循環というようなことは農業もそうだしそういう世界に入ってきたんだと思うんですね。将来に対して楽観的になりつづけるのが経営者だと思っています。

昆:本日は本当にお忙しいところお集りいただき、ありがとうございました。

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