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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

静岡県・萩原修さん、一亮さん親子の場合

観光農業ではいつ訪れるか分からないお客様に、常に良味の作物を提供する必要がある。萩原農園では、作土層を薄くし、きめ細かな水管理と液肥による追肥体系を採用することによって、それを実現している。
関 石垣イチゴの定植は、いつ頃からはじまるのですか。

萩原(修) 9月の下旬から10月上旬に定植します。

関お客さんが見えられる期間は。

萩原(一亮) お客さんは1月から5月のゴールデンウイーク頃までです。それにケーキ用に9月の下旬に定植したものを、11月半ば頃に出荷しています。

関 ブロックの下の土はどのくらいあるのですか。

萩原(修) だいたい20cm位でしょうか、鍬の幅だと少し厚いかなという感じです。

関毎年土は更新しているのですか。

萩原(修) いいえ。6~7年に一度です。

関 更新時には堆肥を入れて。

萩原(修) はい。その時にはバーク堆肥を入れています。

萩原(一亮) 後は追肥と液肥で追うくらいですね。

萩原(修) 土づくりというと、堆肥を入れてというのが常識ですが、うちの場合は、肥料をやって1年目はかえって出来が悪いんですよ。樹が出来過ぎてしまって。3年目くらいが丁度いいですね。手が回らなくて6~7年になってしまう場合が多いんですが。

関 メロンの場合もそうですが、たくさんの土を使うのではなく、少しの土と水の管理でやる方がむしろ健全に出来る。

萩原(修) そうです。土づくりには堆肥と言いますが、実際には堆肥が少ない方が、食味という点からはいいのです。特に私のところは観光農業なので、形状よりも味の面が大切なのです。出荷のみであれば、大きいものがその時取れればよいのですが、いつお客様が来るか分からないので、常に味の良いものを成らしておかないとならないのです。その点からも、堆肥を多く入れるより、液肥で要所要所で追っていく必要があるのです。

関通常のイチゴ栽培は、大きな畦でたくさんの土量を使ってやりますが、また、その方が味の面ではよいのではと考える人もいるかと思います。しかし、なるべくなら少ない土の量で根を効率的に活かし、少ない肥料で効率的に育てた方が、良い味が出るのではないかと思います。土作りと言うと、たくさんの堆肥を使って、多量の土を変えていくことと言われますが、そうでない場合もあるのではないでしょうか。

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