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【特集】
消費者のために我々は何をすべきか? 新春シンポジウムで活発な意見交換、「液体マルチ」での安全なコメ作りを真剣に検討
- 編集部
- 1999年03月01日
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西暦1999年・「農業改革」元年!
混沌とした西暦1999年が、なぜか静かに流れている。
政治家や、各評論家、マスメディアから、毎日のように、「改革」という言葉だけは聞こえてくる。そして、誰の目にも、あらゆる問題が山積されている事は一目瞭然であり、心の中で「改革する必要がある」と叫んでいる。
しかし、なぜか人々は皆、静かでである。国中全体にシラケたムードが漂っている。
それは一体なぜなのか。そのワケは、「改革」という言葉は発しても、何をどう具体的に「改革」すればいいのかという事が見えていないからではないだろうか。
見えていないから、対処療法的な修繕しか出来ないのである。
「明治維新」は徳川幕府を完全に破壊する事から始まった。
つまりそれは、それまでの「徳川幕府」のある一部を修繕すれば済むという単純な事ではなかったのである。新しい「創造」の為には、まずは現体制を「破壊」する事から始まり、そしてその時には、「コンセプト」(思想)を共有する事が大切なのではないだろうか。
明治維新は「尊王」「攘夷」「開国」という明確なコンセプトが、人々の想いを一つにし改革の大きなうねりを起したようにである。
しかし、「コンセプト」を共有するだけでは、所詮、空念仏であり、自己満足の世界でしかない。それを具現化する為には、「コンセプト」の次に「ビジョン」(方向性)があり、「戦略」があり、「計画」が必要になり、最後は、その事を成就する「決意」があるか否かによるのである。
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