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農業情報クリップ

1999年1月~2月 農業情報ピックアップ

ゴア米副大統領は二十九日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラムで講演し、(WTOの新ラウンド(多角的貿易交渉)で農産物の関税引き下げと輸出補助金撤廃を要求する方針を明らかにした。
コメ問題



【1/30 米副大統領 新ラウンドで農産物の関税下げ要求】

 ゴア米副大統領は二十九日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラムで講演し、(WTOの新ラウンド(多角的貿易交渉)で農産物の関税引き下げと輸出補助金撤廃を要求する方針を明らかにした。「農産物の関税は平均四〇%と高く、幅広い品目で大幅に削減しなければならない」と指摘。

 日本政府は四月からコメに一キロ=三百五十一円の従量関税を課す方針だが、米政府はこれを従価税三五五%相当と換算し、問題視している。ほかにも牛肉、豚肉、乳製品などで日本は高率の関税を設定しており、これらの品目の税率下げを求められるのは必至だ。(共同)


【2/2 とてつもなく高い関税 コメで米農務長官】

 グリックマン米農務長官は、日本が4月からコメに課す1キロ=351円の関税について「とてつもなく高い」と不快感を表明した。今後の米政府の対応については「米通商代表部(USTR)と協議している」と述べるにとどまった。

 長官は「米政府と事前に十分な話し合いがないまま、日本政府がコメ関税化を提案したので、非常に驚いた。この問題で米政府としてどんなことができるか、検討しているところだ」と語った。(共同)

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