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今回の研修会も会員たちにだけでなく、村に、そして上地さん夫婦に、きっと何かを伝えたはずだ。そして、人が村を変えていくのだ。研究会の皆も新しい元気を土産にして帰っていったと思う。
沖縄という特殊性や北大東島という物理的に隔離された「島」だけの話しではない。あらゆる農村や農業地帯、そして農家が、いまだに外の世界に向けて壁をたて、異質の者との出会いを恐れているということはないだろうか。弱者である自分の存在や被害者としての妬みを共有するような関係はもういらない。仕事の違いや地域を越えて、自分とは意見が違っていたとしても、誇りある優れた人々との出会いが、人を、村を、そして農業を新しい時代に向けてたくましく蘇らせていくのではないだろうか。(昆 吉則)
「有機物循環農法体験記」の募集についてはスガノ農機本社または各営業所に問い合わせられたい。
本社事務所電話=0298(86)0031
上地勝也さん
【プロフィール】
大規模なサトウキビ栽培が行われる北大東島で11haのサトウキビ専業農家。1992年、スガノ農機が募集した「有機物循環農法体験記」に応募し表彰を受ける。体験記応募者の集まりである有機物循環農法研究会の会員、沖縄県農業機械士会の役員として、離島に住みながらも島外の人間関係も多い。
沖縄という特殊性や北大東島という物理的に隔離された「島」だけの話しではない。あらゆる農村や農業地帯、そして農家が、いまだに外の世界に向けて壁をたて、異質の者との出会いを恐れているということはないだろうか。弱者である自分の存在や被害者としての妬みを共有するような関係はもういらない。仕事の違いや地域を越えて、自分とは意見が違っていたとしても、誇りある優れた人々との出会いが、人を、村を、そして農業を新しい時代に向けてたくましく蘇らせていくのではないだろうか。(昆 吉則)
「有機物循環農法体験記」の募集についてはスガノ農機本社または各営業所に問い合わせられたい。
本社事務所電話=0298(86)0031
上地勝也さん
【プロフィール】
大規模なサトウキビ栽培が行われる北大東島で11haのサトウキビ専業農家。1992年、スガノ農機が募集した「有機物循環農法体験記」に応募し表彰を受ける。体験記応募者の集まりである有機物循環農法研究会の会員、沖縄県農業機械士会の役員として、離島に住みながらも島外の人間関係も多い。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
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