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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

明るい農村に生まれて生きて

現在は国土交通省の一部局になっているが、北海道開発局なる北海道の国道、一級河川、農家が3%負担する基盤整備事業を管理監督する役所がある。

その集まりで、若いあんちゃん開発局係長が「千歳川の堤防強化を行なっていますので、200mm/日ぐらいの雨量では洪水にならない!」と、自信たっぷりに発言した。

彼はまだ30歳くらいの年齢なので、30年前に起きた“56水害”のことを知らないで発言したのであろう。知識が武器になり防具となる、とはよく言うが、まったく知らないことも時には武器になるものだ。

最近本州で起きている水害に比べればたいしたことはない。それでも、昭和56年8月3日に降り出した雨が2日間で300mmもの雨量となり、6市町村で2万ha、2600戸が浸水してしまった過去がある。その後、2年に1度の割合で軽い水害が起きている。

そのあんちゃん係長発言の時に、町の災害担当者の顔には「このバカ、黙れ!」と書いてある様に見えた。

北海道洞爺湖サミットが終了した夏には、この北海道開発局の幹部が談合で逮捕された事件があった。以前から官製談合は当たり前で、誰でも知っていることではあるが、建前は存在しないことになっていた。

農業土木の仕事も減り、天下り先の仕事を確保できない理由探しをしていた矢先にこの逮捕、それも地元警察を飛び越し、札幌地検が直接指揮を執ったようだ。あれだけ大げさに行なえば、「すみませんね~、仕事ないんですよ」と建設業者には仕事がない言い訳ができるし、北海道一部局をイジメて、次はお前の部局をつぶすよ?と、しっかりとした脅しにはなる。たぶん沖縄が次のターゲットだな。あ~こわ。

閑話休題。その水害の水が流れる1級河川の南6号川を広げる期成会の総会に出席した。長年、会長をされていたU氏が、ガンになりその後完治したが、ご本人は会長職を辞めると発言したが、M氏(私ではない)がみんなの前で死ぬまでやってくれとびっくり要望を出した。「ほ、ほんまかいな?」と思ったが、民主主義の原則である過半数の了解を得る前に、ご本人が「会長職を引き続きやります」と発言され再選されることになった。本当にこわい話である。

実はこの脅し上手のM氏は地元のテレビにはよく登場する、人気農家でもある。消費者の味方であっても、生産者の味方ではないようだ。


なぜ自腹を切らないのか?

区長の集まりの話で、行政区の合併もあった。1万2000名の町民は6000名の農村地区と6000名の市街地から構成され、農村地区は31の行政区に分かれている。住民の多くはジジとババのみ、もう二度とないと思っていた区長などの役を30年ぶりにやらされたりと、非効率なことが多くあった。

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