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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

千葉県沼南町・江口金男さんの場合

化成から有機肥料に転換する際、有機肥料の広い面積への大量投入は困難で、効果が現れるまでに数年掛かるなどの問題点があると言われる。しかし、少量の有機肥料で、栽培体系を大きく変えずに、無機から有機へ転換する方策があるのではないだろうか。千葉県沼南町・江口金男さんの場合
関 有機と一口に言っても、全国色々な土があって、色々な人が色々な作り方をしています。ある有機資材をどこの誰でも使えばこうなるというものではないと思うのです。その前に何を準備し、どういう畑にしておかなければならないか、といった部分があるのではないでしょうか。

 また、圃場によってもその違いがあるのではないでしょうか。だいたい自分のイメージしたものに近づいた圃場もあれば、まだ途中の段階の圃場もあるといった風に。

江口 ありますね。自分で持っている畑でも、全部が全部同じではないですから。この畑でできたからといって、別の畑に同じ作物を同じ施肥でやれるかというと無理ですね。私のところはホウレンソウ、小松菜が主力ですが、いくらホウレンソウを作ってもできない畑もあります。

 堆肥は、マッシュルームを取ったカスと馬糞、籾殻を混和して発酵させたものにエスカ有機(エスカサービス(株)=資料請求番号66)を入れて使っています。

関 エスカ有機は、有機という形としてできている訳ですね。私もエスカリュウを使ったことがあるのですが、アルカリ性で、撹拌するとアンモニアがでますよね。堆肥で手に入るのであれば、そういった問題は解決されますね。

 エスカ有機の反当たりの投入量は。

江口 メーカーの話しだと始めは30~40袋/反で、2年目から10袋ずつ減らしていくのがよいのではとのことでしたが、減らすと効果がないですね。30袋が目安かな。

関 エスカを使い始めて、古い畑では何年くらい。

江口 11年ほど。

関 新しい畑では。

江口 5年くらいになりますか。始めは、サンプルとしてもらったものを1反部を分画して濃縮した形でやってみたのですが、最初から良いものができました。

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