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農業経営者ルポ「この人この経営」

「僕じゃない、社長の澤浦がすごいんだ」

「『野菜くらぶ』は社長の澤浦がいたからできたんです。本当は彼がいる時に来て欲しかったのですが、澤浦は幼稚園の時からの同級生で、今、ヨーロッパに行ってるのです。本当に凄い奴なんですよ。どこで知り会ったのかと思うほど顔が広いし、とても無理だと思うことでも何時の間にか実現させてしまう」
 「『野菜くらぶ』は社長の澤浦がいたからできたんです。本当は彼がいる時に来て欲しかったのですが、澤浦は幼稚園の時からの同級生で、今、ヨーロッパに行ってるのです。本当に凄い奴なんですよ。どこで知り会ったのかと思うほど顔が広いし、とても無理だと思うことでも何時の間にか実現させてしまう」

 竹内功二さん(35歳)はそう言って自分のことを話すより先に、幼なじみであり仲間のリーダーとして尊敬する澤浦彰治さんの手腕を自慢した。

 幼稚園以来ずっと一緒に育ってきた二人が仕事の上で協力が始まったのは、澤浦さんがコンニャクの加工場を始める時に、自分の農業の一部を手伝ってくれないか、と相談されたのが最初だった。それは、澤浦さんが農業を止めるからと言うのではなかった。むしろ無農薬栽培のコンニャクや野菜作りに本格的に取り組むために竹内さんに有機栽培の大根作りに協力を求めてきたのだ。そして、澤浦さんの取り組んだコンニャク加工場というのは、無農薬で栽培し当時珍しかった生芋コンニャク作りを目指すものだった。

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