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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

愛知県一宮市・山口誠さんの場合

施設での地床栽培では、収益を確保するために年に何回もの作付けをする。そのための地力を確保しようと有機肥料を施用すると、土の肥沃度は上がるものの、肥料成分の分解が急速に進み、そのコントロールが難しいものとなる。また、散水方式では土の表面がクラストして土中に酸素が入りにくくなり、有機物分解がさらに酸欠を助長する。そこからは点滴灌水方式の導入が示唆される。都市近郊で、ホウレンソウの施設栽培での難題を克服されようとしている愛知県一宮市・山口誠さんの場合。
山口 私は平成7年にハウスを建てました。年にホウレンソウ3作とレタス1作ですが、建設した年は本当にうまくいったのです。ところが、年を追うごとに作が悪くなってきました。

関 今あるハウスを建てる前はずっと露地でやられていたのですか。

山口 そうです。

関 ハウスはどのくらいの広さですか。

山口 450坪です。

関 施肥はどのような体系でなされているのですか。

山口 施肥はバイオダルマという特殊肥料と牛糞堆肥を併用しています。

関 そのバイオダルマと牛糞堆肥は単位面積当たりでの入れる量はどのくらいになるのですか。

山口 牛糞堆肥は友人のところで一次発酵させたものを持ってきて、半年から一年、雨に当ててですが、寝かせたものを使用します。全部で8棟あるのですが、1作につき1棟に1袋15kgを20~23袋ほど入れています。バイオダルマは1棟に元肥として1袋15kgを3袋入れています。その他は葉面散布のみで追っています。

関 バイオダルマの成分は。

山口 チッソ成分が2少しとリン酸が4か5です。鶏糞に似た成分です。

関 これを年に何回入れていますか。

山口 毎作入れています。

関 つまり、これを年4回入れている。

山口 今年はホウレンソウが1作減ってしまったので3回になってしまいますが。

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