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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

石川県鶴来町・中本正弘さんの場合

中本: 追肥なしです。

関: 元肥のみということですね。生育期間はどのくらいですか。

中本: 短くて20日、長くて90日。尿素と魚粉がいいのでしょうかね。

関: 尿素は窒素源として一番いいですね。散布するときの量は少なく、効き方としては単肥の中では最高の肥料だと思います。尿素系のものとコンビネーションできるものを探し出すのがいいのでは。

中本: 尿素を使うと有機栽培とは反するので。その辺の苦労がありますね。

関: 施設を土耕でやっておられ、有機を使っている方々には、魚粉などその地場にある内容のよい有機を使い、それプラス窒素分を尿素で補うのがよいのではないでしょうか。それにカルシウム、ホウ素、マグネシウムといった要素は転炉滓で補うというのが理想的ではなかと思います。特に他の人に作業をお願いしている立場の人にとっては、固形肥料ですと、非常にやりやすい体系が組めるものです。しかし、そういうことだけでやっておられると、段々と土壌の歪みが大きくなってしまうのではと思うのです。ホウ素の手当はされたことは。

中本: いいえ。入れたことはないです。

関: すぐ効果がでるのは……。

中本: ホウ砂ですか。

関: ホウ砂でやると濃度をかなり正確にしてあげないといけない。葉面散布でやる場合、他にわりと使いやすい水溶性ホウ素があります。ホウ素がこの数字で、アブラナ科のもに対しては、葉面散布でやると、かなり効果が出ると思います。育苗の初期段階でやると効果が出るのではないでしょうか。もちろん、それをやって効果がなければ、ホウ素の心配は要らないでしょう。しかし、一度、当たってみる必要があるかと思います。見た目は変わらなくても、生育の初期にホウ素が不足すると、その後の成長によくないですよと、育苗土を開発している人達が最近発見したのです。

中本: 確かに、ホウ素とカルシウムとは密接な関係がありますからね。

関: ホウ素とカルシウムの欠乏はほとんど同じ症状ですから。ただ、窒素を多投入されていませんから、その症状が出にくい作りをされておられる。カリについては、意識的に少なくされている。なかなかこういう人はいないですよ。塩基飽和度100%を越えていますので、少し高いですが、このくらいであれば。マグネシウムはドンピシャですね。中本さんは他の資材は何を。

中本: 苦土石灰です。ただ、カルシウムはもういい、これ以上入れるなと言われて、どう酸性を直したらよいのかと考えていたのです。

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