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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

石川県鶴来町・中本正弘さんの場合

関: 飽和度は石灰のほうはもう一杯ですから、炭酸苦土石灰を入れるということであれば、それよりは転炉滓がいいですよ。

中本:  転炉滓を試してみましょう。やはり、作物のためによくなければ、何のためにやっているのか分からなくなりますから。


圃場・改善のポイント/土のしくみ・はたらきを知る
葉物連作経営に立ちはだかる根こぶ病


 農業者の悩みの一つに、自分が経営者でありながら、単純作業までも1から10まで全て自分や家族労働でやらなくてはならない事情があり、そのため経営として次に脱皮できない、ということがあります。

 大規模化によって機械化を順次していけるものは、単純作業を機械に置き換えることで、主人が経営者としての本来の役割を達成しやすくなっていくのでしょうが、葉物の周年栽培については、機械化体系に移行させていくことの難しい部門と言えます。

 しかし、逆に葉物は家族労働でも中小規模でやって行けてしまうことから、そこを脱却した人にとっては、市場制覇や直売の独壇場に結果としてつながっていくことになるのでしょう。

 安定した雇用がはかれれば、生産現場では、いかに連作を円滑にして、短期間で一作を完了する工夫をするかに経営がかかってくるはずです。

 そんな周年安定生産の前に、土壌病害は深刻な障害となって立ちはだかってきます。

 今回の訪問先は、30人を雇用することにより、パイプハウス約3.5haで小松菜とホウレンソウの周年生産をしている中本さんです。

 まず訪れた私達に、奥さんが土壌診断の結果表を見せてくれたのですが、その時の言葉は「これらの数字を見て何か土の事が分かるのでしょうか?」というものでした。この言葉は土と取り組む人々にとって、大変に意味深いものがあります。まず一つには、この数字を分析によって表すことには一生懸命であっても、その先の現場で具体的にどうすることが大事なことなのかを伝える仕事が分析機関にできていないということです。

 これでは、農業には土壌科学分析は必要なしという結果になってしまいます。この土壌科学分析の数値の解釈は、土に興味のある人には皆にできてほしい事です。これは本を読んで学んで下さいとか、普及所に聞いて下さいでは達成できるものでもなく、やはり専門のインストラクターが求められるはずです。

 この分析値の解釈が解決して、農業者が自分の圃場の土の化学的状態を理解したとしても、次に生じる問題があります。

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