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農業経営者ルポ「この人この経営」

ハマグリ養殖と小葱栽培の農漁二刀流

鹿児島県の南端に2つの半島が伸びている。その東側の半島・大隅半島の最先端に近い肝属郡根占町――。半島の沖を流れる黒潮の支流が湾内に流れ込み、温暖湿潤な気候をつくっている。
 鹿児島県の南端に2つの半島が伸びている。その東側の半島・大隅半島の最先端に近い肝属郡根占町――。半島の沖を流れる黒潮の支流が湾内に流れ込み、温暖湿潤な気候をつくっている。

 長らく過疎に洗われ、農漁業ともに奮わなかった町にいま、日本中の注目を集める新しい事業が興りつつある。

 海水で珪藻を増殖しハマグリの陸上養殖をする事業だ。これとネギ栽培を2本柱に新しいパターンの地域おこしを目指すのは肥後隆志さん(48歳)。“平成の西郷さん”と呼びたくなる押し出しの薩摩隼人が、湾奥の桜島の噴煙を見ながら描く構想は壮大だ。

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