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正義と嫉妬の経済学
本書の腰巻きに曰く。「嫉妬はしばしば正義の仮面をかぶって現れる」。この間、農業界あるいは農村でみずから新しい仕事の試みをしてきた人々なら、この言葉に思い当たることがあるはずである。
市場社会は交換の関係を基本にして動いている。そして人は市場を舞台にして自分の利益を追求するが、ここでは『交換の正義』が守られる必要がある。ゲームの結果が不平等である限り、人は他人の様子を見て不満を抱き、嫉妬に動かされて『分配の正義』を問題にする。著者は本書を「『正義と嫉妬』の世界、とりわけ日本社会を観察して、その成功や愚行の秘密を分析しようとする経済学であり、また倫理学である」としている。(K)
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