記事閲覧
【農業経営者ルポ「この人この経営」】
農法、経営、人、環境の全方位型農業を目指す
- 編集部
- 第10回 2000年04月01日
- この記事をPDFで読む
息子二人を得てトロイカ式経営
熊本市の外れにある熊本空港のすぐ近く、上益城郡益城町に「松本農園」はある。年商3億円を上げる農園の経営者は松本博美さん(64歳)。次男篤さん(37歳)、三男武さん(32歳)を加えた親子3人によるトロイカ経営を土台として、町内で32haの田畑を独自の有機低農薬農法で耕す。さらに鹿児島県で17haの畑を契約栽培し気候差利用の“南北連携栽培”を取り入れ、経営の幅を広げている。
アイデアは他にもいっぱい。オリジナル堆肥による高品質野菜づくり、タニシを使っての水田の除草などの他、水資源涵養のためハウスを避ける露地栽培、水浄化のため堆肥に木炭を入れる“究極”の環境農業も導入。農法、経営、人づくり、環境保護を一体とした新しい全方位型農業を目指す。「5、6年先に農業がドラスティックに変わる」と見通す松本さんの、いまの営農ぶりを見ながら、全方位型農業の時代の意味を考えてみよう。
会員の方はここからログイン
編集部
農業経営者ルポ
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
