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【女だからの経営論】
いつか我が家の椿園を
- 三好かやの
- 第38回 2000年04月01日
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埼玉県深谷市で椿と山茶花を栽培する「新光園」。新さん夫妻のハウスでは、椿の苗が出荷の最盛期を迎えていた。出荷用の鉢をひとつひとつ手に取り、選んでいく新好子さん(50歳)。つややかな葉を見事に繁らせ、たくさん蕾をつけた鉢は迷わず出荷されていく。でも、
「同じように手をかけてもねえ、なかなかお嫁に行けない子もいるのよ」
30過ぎて伴侶を見つけたわが身を振り返るとなんだか人事とは思えない。
「えっ、その子はどうなるんですか?捨てちゃうの?」
好子さんは、手のかかるだだっ子を見るような目で、鉢を眺めながら、
「もう1年か2年ここですごせば、またお嫁に出せる日も来るわ」
なんだかホッとした。
「同じように手をかけてもねえ、なかなかお嫁に行けない子もいるのよ」
30過ぎて伴侶を見つけたわが身を振り返るとなんだか人事とは思えない。
「えっ、その子はどうなるんですか?捨てちゃうの?」
好子さんは、手のかかるだだっ子を見るような目で、鉢を眺めながら、
「もう1年か2年ここですごせば、またお嫁に出せる日も来るわ」
なんだかホッとした。
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