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【江刺の稲】
あるがままの自分を生きる
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第50回 2000年04月01日
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旅立ち
踏み出そう新しい歩みを
休息は充分なはずだ
時間はあまりにも冷酷
生命の砂時計は決して止められない
過ぎ去った時は戻らないのだ
踏み出そう新しい歩みを
振り返るにはまだ早い
立ち止まっていては何も生まれない
行き先に道などないが
きっと道は後からできるもの
踏み出そう新しい歩みを
私はまだ生きているのだから
いつか疲れ果て
荒野に崩れ落ちた私を
台地は迎えてくれるだろう
喝采の拍手で
あるがままに
あるがままに笑う
あるがままに泣く
あるがままに怒る
あるがままの毎日を
あるがままに過ごす
飾ることはない
肩の力を抜いて
あるがままの自分を
あるがままに受け止める
あるがままの姿が
きっと一番美しい
あるがままの心が
きっと一番美しい
「詩集・雫」四方健二より
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
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