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【農業情報クリップ】
2000年2月~3月 農業情報ピックアップ
- 編集部
- 第23回 2000年04月01日
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トピック
【2/10 農協合併構想の促進で合併効果の具体例を紹介へ 農水省】
農協の合併構想が計画よりも遅れていることから、農水省は、合併がもたらす効果の具体的な事例を紹介して、合併を促すことになった。
農水省は地域の農協の指導にあたる都道府県に対し、合併計画の指導や進ちょく状況の報告を求める通達を出すとともに、合併がもたらした具体的な効果の事例をまとめて配ることになった。
このなかには、大量仕入れにより肥料や農薬などの資材の仕入価格を下げたケースや、出荷や集荷施設を統廃合して最新の施設を取り入れ、人件費を削減したケースなどが紹介されている。(NHK)
【2/16 昨年の穀物生産は1%減】
FAOは、1999年度の穀物生産が前年度比1.2%減の18億7200万トンになるとの予測を発表した。コメは同1.9%増の3億9600万トンと、前年度の史上最高を更新する見通し。
小麦は前年度比1.0%減の5億8900万トン、雑穀は同2.7%減の8億8600万トンだった。穀物全体の生産は、消費量の増加により1000万トンが不足、4年ぶりに備蓄が取り崩される。(共同)
【2/22 ネットで新規就農を支援 作物の成長、画像で中継】
秋田県は、新たに農業を始めたいが基礎知識がないため踏み切れない人のために、インターネットを通じて農業の知識を身に付ける「インターネットアグリスクール」を2001年度から始めることを決め、準備費約95万円を2000年度当初予算案に盛り込んだ。
受講生は月1回、インターネットで農作物の栽培方法などの教材を受け取り、リポートを提出。県の農業試験場の専門家がEメールのやりとりで指導をする。
秋田県での新規就農を希望していることが応募条件で、定員は20人を予定。募集は2001年4月から。学期は同年7月から翌年3月まで。学費は約1万円を予定している。問い合わせは秋田県農政課、Eメールのアドレスはkomachi@pref.akita.jp。(共同)
【2/25 ネットやデータベース使って「営農指導」、効率化めざす】
データベース、インターネットなどハイテク技術を組み合わせ、それぞれの農家に合った「カスタムメイド」の営農指導をする事業に、化学大手デュポン系の日本企業が年内にも乗り出す。
各農家の土壌の状況と作物のでき具合との関係をデータベース化し、これをもとに栽培ノウハウを農家に提供する。栽培状況はインターネットで監視し、定期的に指導する。農家の勘だけに頼らず、高品質の作物を効率よく栽培することで農家の経営安定を目指す。
栽培状況は、農家と結んだインターネットやテレビ電話を通じてリアルタイムで把握し、必要に応じて同社の専門家が指導する。農家とは長期契約を結ぶが、契約料は未定。作物によって料金に差をつける。(朝日)
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