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イベントレポート

施設園芸の新技術が結集する国際園芸技術展 ―最新技術動向と展示会の見どころ―

千葉市・幕張メッセにおいて日本最大の園芸技術展が4月18日から21日までの4日間開催される。
 千葉市・幕張メッセにおいて日本最大の園芸技術展が4月18日から21日までの4日間開催される。この園芸技術展は、2年に一度の開催であるが、生産者はもちろん園芸に関係する行政、研究、普及、教育、業界など多方面にわたる方々の情報交換の場であり、また、商取り引きの場としての活用も期待される。今回の出展規模は、国内外からの出展数250社、約500コマに達し、過去最大のものとなり、名実ともに「国際園芸技術展」として見ごたえのある展示・実演が期待できる。


●施設園芸の最新技術動向


 今回の施設園芸技術展を通して、最新の情報収集と装置・資材等を手にとって見聞できると思うが、以下、展示される装置・機器・資材等を中心に、今日にみる施設園芸の新技術の動向について紹介する。


【「養液栽培の進歩」】

 養液栽培法には各種のものがあり、それぞれに実用化されているが、今日的な問題としては、低価格な装置の提供、固形培地の改善、培養液管理の高度化、効率的な殺菌法などが挙げられる。

 養液栽培の先進国であるオランダでは、環境保全の上から農薬・肥料・エネルギーなどの分野で、かなり厳しい規制が実施されている。いずれ日本においても、同じような問題が顕在化することが予想され、ロックウールの再利用や植物性培地の開発利用、培養液の効率的な殺菌法や培養液の高度利用など、閉鎖系での自己完結型の施設栽培システムの確立が重要となっている。

 また、装置の簡易化によるコスト低減、また、快適な作業性を目指した高設ベットなど、高品質・安定・多収を狙うと共に、低コスト生産を図ることが最重要課題となっている。

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