ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

イベントレポート

FOODEX JAPAN 2000 第25回 国際食品・飲料展
目を引いた「アジア」と「オーガニック」

「“食”が担う地球の新世紀―“食”の楽しさを再発見」をテーマに3月7~10日の4日間、第25回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2000)が千葉県・幕張メッセで開かれた。
「“食”が担う地球の新世紀―“食”の楽しさを再発見」をテーマに3月7~10日の4日間、第25回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2000)が千葉県・幕張メッセで開かれた。この展示会への来場者数、出展者数は近年着実に伸びており、川下業界の期待度が高いことがうかがわれる(表参照)。特に海外出展者数の飛躍的な伸びは、海外からの食品の輸入比率が伸びていることとも無関係ではないであろう。


「テーマの統一」で目を引いた京野菜


 各県が物産・特産を出展する「ふるさと食品全国フェア」では、「この県の今回のテーマは何か」ということが、はっきりとは読みとれないブースが多かった。その中で京都府のコーナーでは、「京野菜」のイメージをうまく出しながら、統一感のとれた展示を行っていたのが印象的だった。これだけ多くの出展者がいるのであるから、テーマ性がなければ訴求力もない。出展するとは、食品・食材の「供給者」としてではなく、「売り手」として出てくるということである。県レベルではその意識がまだ薄いのであろうか。


「○○するだけ食品」の多様化


 パック入りサラダ、おこわ用の具材・スープ付きの餅米パック、電子レンジでできる介護用食事セット、糖尿病用の八宝菜セット。保存技術・包装技術が向上し、より消費者のニーズに近づく。今やこの分野は、「食材」の提案から「食事」そのものの提案になってきている。

関連記事

powered by weblio