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読み切り

農協組織改革の実施とその問題点 ―営農と経済事業を中心にして―

JAの広域合併・連合の組織統合が進んでいるが、果たしてそれは生産者のための「農協改革」となるのか。
 JAの広域合併・連合の組織統合が進んでいるが、果たしてそれは生産者のための「農協改革」となるのか。元愛知県経済連参事、斎藤義一氏よりご投稿いただいた。(編集部)


はしがき


 JA全中・県中の指導によって、いくつかの市町村にまたがった大型合併農協が次々にでき、経済連・全農の統合も予想以上に速いスピードで実現している。

 JAの広域合併と連合組織再編を指導する全中・県中は内心計画通りだという思いをしているに違いない。

 JA全中はこうした動きを背景に、三分の二の経済連が統合に参加することをもって「大勢は決した」と言い、JA長野県中は「JA段階における懸命な努力を経済連はどう受けとめるか」と連合会統合に鞭をあてている。

 大変な勢いである。

 しかし、JA全中・県中の指導方針にそったJAの広域合併、連合会を統合すれば本当に各JAの経営の合理化・効率化が実現し、地域農業の振興と組合員ニーズへの対応に可能になるだろうか。

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