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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

千葉県栗源町・飯田清志さんの場合

 この地で農業を営む人たちの中の5%程は30代から40代の層で、この年齢層の人が、ジャガイモ、ニンジン、ゴボウ等を作付けし、直売主体の業者に売り渡しています。飯田さんもその一人です。

 飯田さんは根物を経営の中心に置いていることもあり、土の地下環境の整備には就農以来大変に気を使っており、心土破砕や緑肥のスキ込み等、基本に忠実に改良を重ねてきたということです。

 プラウ耕はそれを実行してきた人にはその価値がよくわかるのですが、周りのロータリー一辺倒の人たちには理解する気さえ生じていないとよく言われます。この構図はいずこも同じのようです。

 この差は、初期生育に確実に表れます。

 この現象の土壌理化学的証明が非常にしにくいのがなんとも歯痒いことです。

 ともあれ、耕すことをよく考えている人は、地力維持についても、理に合った方法にたどりついています。

 一つ一つの作業過程を一生懸命深く掘り下げ、納得のいく考えに達する習慣を身に付けている人は、すべてに自分の考えを持つという姿勢ができているということだと思います。

 飯田さんは施肥についても鋭くとらえていて、ジャガイモ、ゴボウ、ニンジン、いずれも畑から作物が吸収して持ち出す成分量はわずかであると考えています。

 あらゆるデータをみても、ジャガイモ、5~7kg/10a、ニンジン5~8kg/10a、ゴボウ10~15kg/10aということで、現在の慣行の施肥量の1/5程度から1/3ぐらいの量です。

 10a当たりの養分吸収量はこのぐらいですが、この供給に対して、土壌の天然供給量というものがかなり働きます。

 この天然供給量をうまく引き出すことができれば、作物は最も理想的な栄養分を土から吸収することができ、施肥量は、その不足分を補うだけでよいという理屈になるわけです。

 この天然供給量をなるべく引き出すというのが、土壌改良の目的の一つであるわけです。

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