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【農業情報クリップ】
2000年7月~8月 農業情報ピックアップ
- 編集部
- 第28回 2000年09月01日
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雪印問題
【7/15 雪印食中毒 中毒菌 返品再利用で増殖?】
雪印乳業大阪工場が製造した乳製品による集団食中毒で、黄色ブドウ球菌の毒素に汚染された低脂肪乳が製造された時期に、大量の未出荷品や返品が、その原料に再利用されていたことが大阪府警や大阪市の調べで分かった。
再利用した低脂肪乳は500~600リットルに上った。高温の屋外で大量の低脂肪乳のパックを開封し移動式タンクに移し替えたとみられ、この際に食中毒菌が大量に増殖した可能性が高くなったとみられている。(毎日)
【7/25 全国で570店が休廃業】
雪印乳業の全国にある契約販売店3240店のうち、今月22日現在で全体の2割弱に当たる570店が、集団食中毒事件発生以降の営業をしていないことが25日、雪印から農水省への報告で分かった。
報告によると、地域別で休廃業店が最も多いのは関東10都県の249店で、次いで近畿6府県が116店。(共同)
【7/26 27日から生産再開】
雪印乳業は集団食中毒事件で厚生省が事実上の安全宣言をしたのを受け、操業を停止していた20工場のうち名古屋統括工場を手始めに6工場で27日から順次、牛乳など一部製品の生産を再開すると発表した。
各工場とも操業時間は当面、通常の3分の1程度にとどまるとみられる。(共同)
【7/27 「再生乳タンクは汚いと思っていた」と従業員】
雪印乳業大阪工場の集団食中毒で、複数の従業員が大阪府警に対し、「再生乳タンクは汚いと思っていた」などと、自ら不衛生と認識していたことを証言していたことが分かった。(毎日)
【8/3 雪印商品、スーパーなどで販売再開】
雪印乳業の全国20の牛乳工場に対し、厚生省が事実上の「安全宣言」を出したことで、大手スーパーやコンビニエンスストアが同社製品の販売再開に動き出した。(読売)
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