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「農」と「食」の未来を創る円卓会議(後編) 目線の揃う人で儲ける手前の話をしよう

三輪:この問題に関しては他にも言いたい方がいると思いますが、白川さん。

白川猛史(生産者、北海道芽室町):近くにある農産物加工業者の廃棄物の堆肥化を始めようとしましたが、地域住民の同意を得るのが困難でした。また、それに当たっては適切な施設を作らなければなりませんが、生産者だけでやるのは無理です。基準にあったものを作ろうとすると何億円という投資が必要になります。今自分達の農協ではそういったものを作る動きはありますが、どうしても大きいものしか出来ないというのは、何かおかしい様な気がします。小さなものでも小回りが効くものができないかと思っています。圃場から遠いところにその施設ができると、横持ちの経費がかかりますので。政治というのは、どうしてこうも自分達のためにならないのかと思っています。

三輪:最後に、庄司さん。

庄司昭夫(JF副会長、(株)アレフ):外食業の出すゴミの半分が生ゴミです。その水分を飛ばし堆肥化して、3分の1位にして他県へ持っていく、或いはその県の中で機械メーカーや微生物等の処理業者とタイアップしながら全部肥料にしていくということも考えられるのではないでしょうか。かなり軽量化すればすごくいい肥料になります。また、牛の糞尿からはメタンガスが取れる。これを発電に利用する機械は5万円位あれば作れます。大きく考えないで、日本の農家もそういった考えをするといいのではないでしょうか。ガスを大規模なところで取るとすれば確かに大がかりな設備がいります。それよりは、電力が足りないと困っているのだったら、農家や企業が皆発電所になったらいいのです。家庭も同様。そして、廃油の問題も同じことです。外食業で汚いと思われているものが、今に争奪戦になると思いますよ。

三輪:会場の中は暑い3時間でした。これら3つの非常に重い課題を3時間でこなすということはとてもできないことでしたが、今日がその意味では皆さんが一つの土俵に乗った第一歩であると思っています。私自身の反省も含めて、これらのテーマについては、これからも皆さんと奥の深い話をしていかなければならないと感じました。本当にありがとうございました。

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