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BOOK REVIEW

魯山人の料理王国

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魯山人の料理王国

編著:北大路魯山人 著
定価:1,575円(税込)
 出版社:学校法人文化学園文化出版局


美食家が説く料理のこだわりとは

北大路魯山人は、明治16年京都上賀茂の社寺に生まれ、書、篆刻、絵画、漆芸、陶芸と活動は多岐に渡り、大正時代には会員制の高級料亭「星岡茶寮」を東京赤坂に創業した。美食家として名を馳せた魯山人は、傲岸な態度と毒舌が災いし敵が多かったといい、漫画「美味しんぼ」の海原雄山のモデルとなった。本書はそんな魯山人の料理エッセイを1冊にまとめた復刻版で、さまざまな食材の選び方や料理の仕方について、料理や食材ごとに短編となっている。だからといって「○○の○○は美味い」というようなグルメ談議に終始しているわけではない。

「元来『料理』とは、理をはかるということなのだ。(中略)うまいものをこしらえることは、調節塩梅に合理が要る。合理的でなければならぬ一手がぜひ入用だ」「毎朝の味噌汁のこしらえ方まで、年中無茶苦茶をやってそれで何とも思っていない。そのくせ、からすみは長崎に限るの、このわたはどうだのと、生意気を臆面もなしに言う」 料理をする人だけでなく、食材を提供する人も読んで面白い。(松田恭子)


魯山人の料理王国
魯山人の料理王国
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北大路 魯山人
文化出版局
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