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【新・農業経営者ルポ】
イトミミズとイナゴに学んだ経営者
- すぎやま農場 代表 杉山修一
- 第53回 2008年11月01日
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農業機械と農薬のスペシャリスト
就農した1977年当時に3haだった圃場面積は、2008年には借地も含め48haにまで拡大した。規模拡大を進めると同時に、数々の農業機械を導入することによって、水稲、小麦、大麦、ソバ、大豆といった品目を2年3作で栽培する効率的な輪作体系を実現してきた。
積極的に導入してきたのは機械だけではない。もともと科学的思考の持ち主である杉山は、農業高校時代に習得した農薬の知識を活かし、最新の農薬をいち早く入手しては、その効果を最大限に活用してきた。外資系農薬メーカーの販売前モニターなども積極的に務めていた。気がつくと、杉山は農業機械と農薬に関するスペシャリストとして、地域の相談役的な存在になっていた。
最先端の農業機械の導入、最新の農薬の活用、大規模な土地利用型の農業経営によって面積も売上も順調に拡大し、自分自身の信念や農業経営の方向性には、何の迷いも疑問もなかった。
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杉山修一 スギヤマシュウイチ
すぎやま農場
代表
1958年栃木県今市市生まれ。栃木県塩谷町。1977年、栃木県立宇都宮農業高校(現栃木県立宇都宮白楊高校)を卒業後、父の後を継ぎ就農。経営スローガンは「癒しの大地と癒しの農作物づくりに挑戦中!」。経営面積は48ha(有機栽培米7.5ha、特別栽培米18ha、有機栽培小麦1.5ha、六条大麦11ha、有機栽培二条大麦1.5ha、有機栽培大豆3ha、ソバ11ha)。
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