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土壌別経営診断 うちの土ではどう作る? 総集編

日本の土壌分類と世界の土を比較する

このシリーズも関係者の御協力を得て、日本列島各地の様々な土壌、地形の中でその気候をたくみに利用し、情熱的に農業を営み、将来の夢を持って取り組んでおられる農業経営者の姿に数多くふれ、筆者として感動することの連続でした。
 このシリーズも関係者の御協力を得て、日本列島各地の様々な土壌、地形の中でその気候をたくみに利用し、情熱的に農業を営み、将来の夢を持って取り組んでおられる農業経営者の姿に数多くふれ、筆者として感動することの連続でした。この連載ではまず最初に土があり、そこにその土にあった農法、作物、施肥法耕起法があるとの考えから、その土壌別の特色とその農業経営形態を伝える努力をしてきました。

 ここで総集編として取材は2、3回休み、日本列島にどんな土が分布しているか、その分類、その土のでき方、特徴を述べ、これを世界の土壌と比較するという形で解説していきたいと思います。


日本の土の分類


 土は様々な色をしています。この土の色の源泉は、腐植と鉄の含量と土の化学的状態によります。土の分類の中で色は大事なことなので、土壌調査のときは、標準土色帳というものを使い、誰が調査しても同じに記録が残るよう、湿った土の状態の色を記号で表わします。しかし、土を色で分類することで片付くものではありません。土の色が同じでも全く違う種類の土であることや、同じ種類の土でも色がまるで違うこともあります。

 次に土を調べるときに考えるべきことは土のでき方への推察です。何の材料がどのような環境で土へと変化したのかを考えられるようにならないといけません。土の元の材料というのは土の母岩、そしてそれが風化した土の母材ですが、これが何であるのかを知ることが必要です。これには取材先で実施している土壌断面調査があります。分類はほぼ同じ材料から同じような過程を通って生成された結果、ほぼ等しい断面形態をもっている一群土壌の集まりということの定義で、土壌群とか土壌統という区分がありますが、細かい話はやめて、とにかく日本の土は次の16種類に分類できると考えてください。

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