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特集

―中・外食のサラダメニュー拝見―
メニューから考える農産物マーケティング

サラダは「シンプル」なものから「チョイス」の時代へ
株式会社すかいらーく 社長室マネジャー 鈴木誠さん


 すかいらーくは、30年前イタリアンレストランとして始まりました。スタート当初のサラダは、食材もドレッシングも本当にシンプルなものでした。

 年と共にメニュー内容は「洋食を中心とした総合食メニュー」へと変化し、ドレッシングも80年代に入って4種類に増えています。サラダのベースもトレビスが加わるなどミックスしたものへと変化してきています。更に温野菜のサラダが加わるなどサラダメニューはバラエティに富んだものとなってきています。

 バーミヤンは中華スタイルのお店です。中華料理ではメニュー全体に渡って野菜を非常に多く使います。ですのでサラダの位置づけとしては、野菜をとるためと言うよりは、前菜としての位置づけが強くなっています。

 すかいらーくのような洋食系のお店にとって、サラダは必須アイテムですし、時々変化させていくことも大事です。メニュー更新の時期には、サラダも一品は変わるようにしています。

 その構成もポーションが小さく気軽なもの、トッピングの変化を楽しむもの、健康を意識したものとあります。すかいらーくのサラダメニューのポイントを一口で言うと「チョイス」ということにあります。


食の豊かさをメニューの組合せで演出 サラダはその入り口
株式会社サイゼリヤ 専務取締役 堀田康紀さん


 サイゼリヤのメニューは、イタリアン料理ですからフルコースを食べられるように構成されています。それは1品完結ではなく、お客様の選び方によって、軽い昼食にも、何人かが集まった誕生パーティーのフルコースにも対応したものです。その中でサラダは、前菜として位置づけられ、食欲を増進するための食事の入り口にある料理と言えます。ですので、ドレッシングも若干酸味を効かせています。1品でお腹が一杯になるというのは食の貧しさを表しています。私たちはメニューを通して、日本の食事に豊かさを提案していきたいと考えています。また昨日収穫したものは今日店に出すことで、都会の人たちが普段食べたことのない新鮮なサラダを提供していくことを目指しています。

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