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シリーズ TPP特集

TPPの解き方(2)
【電子証明による通関の統一化】
対談!慶応大・渡邊頼純教授&農業ビジネス編集長・浅川芳裕(5)

  • 慶応義塾大学 総合政策学部 教授 渡邊頼純
  • 2013年02月06日
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GATT事務局での勤務のほか、日本・メキシコのFTAでは首席交渉官を務めるなど、名実ともに自由貿易交渉の第一人者である慶応大学の渡邊頼純教授。FTA交渉の実態のほか、TPPをめぐる国内議論について聞いた。農業ビジネス編集長・浅川芳裕との対談。(編集・窪田新之助)

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マザー工場は日本に残る

浅川 日本がTPPに参加すれば、国内産業が空洞化するという主張があります。渡邊先生はどう思われますか?

渡邊 それは違うと思います。一般化や標準化が進んだ部品は海外生産が進むかもしれません。ただ、メーカーは基幹部品というか、最高の技術が必要となる部品の生産については国内に残す道を選ぶでしょう。たとえばエンジン制御システムのICなどは、日本で製造して輸出するというパターンは依然としてあるわけです。

浅川 頂きの技術を日本に残し、裾野は世界に広げるというわけですね。

渡邊 知的財産権を確保する観点からも、マザー工場は日本に置くはずです。だから一概に空洞化するとは言えないのではないでしょうか。


原産地の簡素化

浅川 そうしたことさえなければ、むしろ産業は空洞化しますよね。世界にマーケットを開くことで、日本の強みが広がることは重要ですから。もう一つ、原産地証明は知らない人には理解しにくい。このルールができることで、どうなるのでしょうか?

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